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古式捕鯨高塚連絡所跡

狼煙の中継所

燈明崎・梶取崎と同じ山見の1つですが、鯨を発見するというより、山見相互の連絡を主とした役割をもっていました。

当時ここでは老爺(オヤジ)他1名がその任にあたっていて、燈明崎・梶取崎の各山見から狼煙が上がるとそれを受けてここで狼煙を上げ、また、鯨の種類や突き捕ったことなどの状況は布旗やむしろ旗を使って向島山見に知らせていました。 それは、地下(ジゲ)で次の準備を待ち受ける人達への克明な情報となりました。

この位置は燈明崎と梶取崎の両点からほとんど同じ距離にあり3角形を形づくる関係にあることから推測すると、実に周到な計画のもとにここに設けられたかが分かり、人々の英知が集められ、陸と海の両面から立体的に捕獲に集中されたその緻密さを強く感じることができます。

マップ

高塚連絡所のほか、参考に燈明崎・梶取崎の山見と向島の位置も示しています。

※高塚連絡所跡付近には駐車場がありませんのでご注意ください。

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